l  米国の白人至上主義の秘密結社「KKK(クー・クラックス・クラン)」の地区リーダーが、集会の演説において、「日本人はナショナリズムを信奉しています」「日本は2015年に難民を27人しか受け入れませんでした」「私は一部の白人文化よりも、日本の文化を尊敬します」「白人が弱くなっているからです。恥ずかしいことです」とし、日本の難民政策を称讃しました。

l  1月15日から、入管は、KKKから称賛された難民政策をさらに厳格化することを決定しました。日本では2010年3月から、難民申請を行った6カ月後から認定手続きが完了するまでの間、就労を認めてきました。その結果、就労を目的とする偽装難民が大量発生し、2017年1~9月の申請者は、前年比1.8倍の1万4043人に上っています。入管は、難民の可能性が高いと判断される人は1%未満と見ており、今回の厳格化によって、申請者全体の約6割に関しては在留や就労に制限がかかり、その結果在留が認められず収容施設に収容される人が増えると見られています。KKKが日本の難民政策をさらに称讃することは間違いないのでしょうが・・・。
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【Timely Report】Vol.96(2018.2.7)より転載。詳しくは、このURLへ。http://nfea.jp/report

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