l 安倍政権は、2025年までに外国人を50万人受け入れることを決めました。この報道を聞いて、「日本は外国人に優しくなる」と予測するのは早計です。実際は逆で、これから日本は外国人に対して厳しくなるでしょう。外国人の受け入れに反対する「攘夷グループ」は、これから「外国人はこんなに悪いことをする」「中国人はこんなにズルい」「ベトナム人は盗みを働く」「ネパール人はこんなに自分勝手だ」という主張を声高にするようになります。日本人は、旅行客として一時的に日本を訪れる外国人にはとても優しいのですが、いざ日本に住むとなると、少なからぬ人たちが拒否感を示します。よそ者は一切受け入れられないという人たちは少なくありません。
l 「民泊」が典型例です。安倍政権が推進する「民泊」は、住民たちの大反対に遭い、仲介最大手のAirbnbでは、62,000室だった部屋の登録が14,000室へと8割減。外国人の出入りを拒絶する住民たちが「民泊」に反対し、実質的に排除してしまったのです。日本では、これから似たような話があちらこちらで発生するでしょう。攘夷は「民泊」からすでに始まっているのです。
【Timely Report】Vol.194(2018.7.2)より転載。詳しくは、このURLへ。http://nfea.jp/report
BLOG記事「観光頼みには限界あり!」も参考になります。
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