外国人経済研究所

外国人と経済の関係を解き明かしていきます。

タグ:少子化

l  国勢調査によれば、去年10月1日の日本の人口は、1億2622万6568人で、前回5年前の調査と比べて86万8000人減りました。前回より人口が減少したのは38の道府県で、市町村別でも全体の8割以上の市町村で人口が減っており、半数を超える市町村では減少率が5%以上となりました。世帯数は5571万9562世帯で、前回よりおよそ227万1000世帯増えた半面、1世帯当たりの人数は2.27人と過去最少を更新し続けています。

l  国連の推計によれば、2020年の世界の人口は77億9500万人で、日本は世界で11番目となり、トップテンから脱落しました。人口の増減率でみると、人口上位20か国の中で減少となっている国は日本のみとなっています。コロナ禍で少子化が進んだだけに、今後さらに人口減少が進むことは必至です。

l  人口減少は「静かなる有事」。未だに「AIやロボティクス等で生産性を向上させれば対処できる」という勇ましい言論を吐く方が大勢おられますが、そうであれば、自ら現場で実践して見せるべき。農業や漁業に始まり、製造業から介護に至るまで、外国人がいなければ回らない現実を直視すべきです。

Timely ReportVol.8262021.7.2号)より転載。詳しくは、このURLへ。http://nfea.jp/report

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l  2020年の出生数は85万人に届かなかったと見られています。今年は80万人を割り込むかもしれません。100万人を切ったのが2016年で、90万人を下回ったのが2019年ですから低下が加速しています。新型コロナウイルス感染症の影響があったとはいえ、ピーク(1949年270万人)と比べれば3分の1以下ですから、そのインパクトは甚大です。年間死者数が138万人(2019年)いる中で、婚姻件数がピークから半減している(1972年110万組→2019年60万組)ので、これからやってくるのは「大少子化時代」です。

l  悩ましいのは、この人口減少が日本だけの問題ではないということ。2020年の出生数は、台湾▲7%、韓国▲10%、中国▲32%と軒並み大幅減となっており、世界的にも同様の結果が観察されています。その結果としてもたらされるのは、中長期的な「移民の争奪戦」です。日本を含んでコロナショック下の失業対策に乗り出さなければならない時期に、骨太の基本方針を決めて、的確な布石を打っておかなければ、日本人の3分の1が高齢者になる2030年に向けて、深刻な諸問題が噴出していくことになるでしょう。



【Timely Report】Vol.7842021.2.17号)より転載。詳しくは、このURLへ。http://nfea.jp/report

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