l  元勤務先の日本語学校を相手取り、損害賠償訴訟を起こした日本語教師がいます。学校が提携するベトナムの日本語学校に派遣されていたのですが、「まるで自分が、奴隷貿易の片棒を担いでいるような気持ちでした」と当時を振り返り、「どう考えても、今の状態は異常です。日本語学校を正常なものにするためには、現場を知る教師がもっと声を上げるべきだと思います」と語りながら、自らの学校が「偽装留学生」を受け入れ、違法就労を黙認していることに対する罪悪感を表明しています。

l  その日本語教師は、学校の指示に従い、日本でのアルバイト事情について、「週28時間以内のアルバイトで月15万円を稼げる」と学生に説明していました。しかし、「月15万円」を得るには、約1340円の時給が必要になります。しかし、来日したばかりで日本語が不自由な留学生が、時給1340円のアルバイトを得られることなどありません。要するに嘘なのです。中には、現地の学生に留学書類のでっち上げを指南し、「偽装留学生」として日本へと送り込む日本語学校もいるというのですから、病状はかなり深刻です。
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【Timely Report】Vol.64(2017.12.11)より転載。詳しくは、このURLへ。http://nfea.jp/report

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